コロナ禍で、私たちの生活は大きく変わりました。外出や旅行が難しくなり、家で過ごす時間が増える中で、自然と家の中での楽しみ方を模索するようになりました。そんな中、古い倉庫をリノベーションして「遊び場」として活用していた場所が、次第に家族や友人が集まる場所へと変わっていきました。しかし、コロナが収束し、外出が可能になると、もはやその遊び場としての役割を終えていました。そこで、次は「みんなが集まる家」を作ろうと決意しました。
リノベーションのきっかけ:遊び場から集いの場所へ
リノベーションを始めようとしたきっかけは、何と言ってもコロナが終わり、家族や友人ともっと気軽に集まれる場所を作りたかったからです。倉庫を遊び場として活用していた時期もありましたが、コロナが落ち着いた今、もっと多くの人が集まって楽しく過ごせるスペースが必要だと感じました。
最初に考えたのは、倉庫を壊して新しく建て直すことでした。そこで、いくつかのハウジングセンターを回ってみましたが、どれもピンとこなかったんです。展示されている家や提案されたプランが、どれも自分たちのライフスタイルにしっくりこなかったんですね。
問題発覚!高額な解体費用
それでも、新しい家を建てるならと思い、見積もりを取ってみたところ、予想外の事実が判明しました。倉庫自体が「重量鉄骨」でできていたため、解体にはかなりのコストがかかることがわかったのです。解体だけで何百万円もの費用が発生するということを知り、ただ単に壊して新しく建てるのは現実的ではないと感じました。
設計士さんとの出会い:新たな可能性を見つける
そんな中、以前お世話になった設計士さんに相談してみることにしました。相談をすると、驚くべき提案が返ってきました。それは、「重量鉄骨を活かしたリノベーション」というアイデアでした。倉庫の頑丈な骨組みをそのまま活用し、内部を新しい空間として生まれ変わらせるというもの。最初はそのアイデアに驚きましたが、設計士さんから示されたイメージ図を見て、すぐに心が躍りました。広々とした空間に明るいデザインが施され、リノベーション後の新しい姿が目に浮かぶようでした。
その瞬間、私たちの中でリノベーションの方向性が定まりました。これなら、今あるものを活かしつつ、家族全員が集まって楽しめる、素敵な空間ができるに違いないと確信しました。
夢を形に:リノベーション計画が始動
その後、リノベーション計画が本格的にスタートしました。設計士さんと何度も打ち合わせを重ね、細かい部分までこだわりながら、ついに理想の「みんなが集まる場所」が形になっていきました。倉庫の持っている独特の雰囲気を活かしつつ、機能的で居心地の良いスペースに変わっていく過程は、まさに夢が現実になっていく瞬間でした。
最終的には、広いリビングとダイニング、みんなが集まれる遊び心のある空間、そして収納スペースもしっかりと確保。どんな家族や友人も気軽に集まれる、温かみのある家が完成しました。
このリノベーションが進んでいく中で、私たちの思い描いていた「みんなが集まる家」が、ただの家ではなく、家族や友人と過ごす大切な時間を育む場所に変わっていったことを実感しています。もし、家を作り変えようとしているなら、既存の空間を活かすリノベーションも一つの選択肢として検討してみてください。意外な可能性が広がり、思いもよらない素敵な空間が生まれるかもしれません。
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