01普段の家とは別に、
みんなを迎える場所。
この倉庫は、普段暮らしている家とは別に使っています。人が来たときにくつろいだり、習い事をしたり、友達が泊まりに来たり。家族や友人と、少し非日常の時間を楽しめる場所です。
もともと家族が工場として使っていた建物を、みんなが集まれる空間にリノベーションしました。見た目の好みだけでなく、使い方や費用も考えながら、つくるものと見送るものを決めていきました。
02工場から倉庫、
子どもたちの遊び場へ。
この建物では、家族がアルミダイカストの工場を営んでいました。工場をやめた後は、倉庫として使っていた場所です。
使い方が変わったのは、コロナ禍でした。子どもたちが思うように遊びに行けなくなり、倉庫に大型のトランポリンを置き、ボルダリングをつくって、床にマットを敷きました。近所の子や友達からも「遊びに行きたい」と言われる遊び場になりました。
コロナ禍が落ち着き、次はこの場所をどう使おうかと考えたときに、みんなが集まれる場所にしようと思いました。そこから、本格的なリノベーションが始まりました。
遊び場だった頃のボルダリングも、再利用して今も残しています。
03完成までの、途中の姿。
解体中の様子や、石膏ボードを貼る前、建物前のコンクリート作業の写真も残しています。仕上がる前の空間をたどる、工事中の記録です。
041階は、鉄骨を見せた
カフェのような空間。
1階で目指したのは、カフェのような雰囲気です。重量鉄骨の骨格を生かし、柱や梁を見せながら、スタイリッシュでモダンな空間にしたいと思っていました。
参考にしたのは、スターバックスのお店です。実際に足を運んで色を確認し、壁や柱の色、天井のつくり方などを参考にしました。柱はグレーにし、キッチンの上には木目の吊り天井を設けています。
1階のもともとの天井は、塗装して使っています。照明にはライティングレールを使いました。倉庫ならではの高さや骨格を見せながら、食事やおしゃべりを楽しめる場所にしています。
052階には、遊ぶ場所と
ホテルのような部屋。
2階には鏡を貼り、ダンス部屋のように子どもたちが遊べる空間をつくりました。
その中に箱のような閉じた空間を設け、寝室やシャワールームを配置しています。箱の中はホテルのような雰囲気にしたくて、周りの空間とはテイストを変えました。
06エレベーターの場所を、
新しい使い方に。
階段には、昔のエレベーターがあったスペースを利用しています。
さらに上へ続く階段を上がると、3階には展望台があります。もともと機械室のような場所だったスペースを活用したもので、そこからは周りの街並みを眺められます。
建物にすでにあった場所を、今の使い方に合わせて変えていきました。
07費用と広さを考えて、
中2階は見送った。
倉庫は天井が高いので、その空間に何か面白い場所をつくれないかと考え、中2階を設ける案もありました。用途が先に決まっていたというより、遊び心から考えた案です。
ただ、費用がかかることに加え、中2階へ上がるための階段が必要になります。その分、使えるスペースが減ってしまうことも気になりました。
金額と場所の使い方の両方を考えて、中2階は見送ることにしました。
現在の3階の展望スペースは、もともとあった上部空間を活用したものです。この中2階の構想とは別になります。
08予算と一緒に、
工事の中身を考える。
家族や友人が集まれる場所にするために、何をつくり、何を残すか。費用だけでなく、使い方や広さも見ながら計画を選んできました。
解体・外装・内装・設備など、見積に含まれていた工事の範囲と、当時の選択を別の記事にまとめています。
予算と工事の考え方を読む09親戚みんなで、
食卓を囲めるように。
私たちは親戚が多いのですが、この場所では倉庫の広さを使って、みんなで集まってご飯を食べられます。そういう時間を過ごせることが、リノベーションしてよかったと思うところです。
実用的な面では、人を招きやすくなりました。普段の住まいとは別なので、生活用品が散らかりにくいということもあります。
それに加えて、物は極力置かず、散らかした後はすぐに片付けるようにしています。誰かが来たときに、気軽に入ってもらえる状態を保つようにしています。
